CDを買う頻度が減ったけれど…
昔は月に何枚もCDを買って聴いていましたが、ここ数年はSpotifyなどのストリーミングが中心に。CDを買うのは「特に気に入った作品」や「好きなアーティストの新作」が出たときくらい。
月に1枚買うかどうかといったところですが、今回はその「好きな人の新作」Piana『Raula』がリリースされたので、迷わず購入しました。
前作『Muse』から7年ぶりの新作。月日の流れは早いですね。もうそんなに経ったのかと驚きつつ、久々の新作に胸が高鳴りました。
『Raula』とは?幻想的な造語の世界
アルバムタイトルの『Raula』は、アイスランド語で「鼻歌」という意味を持つそうです。
実際に聴いてみると、なるほど、ハミングや重なり合う声が強調されており、「音」以上に「声」が主役になっている印象。声そのものが楽器のように響き、リスナーを幻想的な世界へと誘います。
また、歌詞はすべて造語で作られており、言語の壁を越えて誰が聴いても抽象的で美しい世界をイメージできるようになっています。
「造語の歌詞」は私も挑戦してみたいと思っていたのですが、どうしても不自然な音になってしまい、難しさを感じています。「いかにも作った言葉」になりがちなのですが、Pianaの楽曲ではそんな違和感が一切ない。これほどまでに美しく、優しく響く造語の歌詞があるでしょうか。

Pianaを好きになったきっかけ|『Eternal Castle』との出会い
Pianaの音楽と出会ったのは、2007~2008年頃。アルバム『Eternal Castle』を聴いてファンになりました。
少し遡ると、そのちょっと前にworld’s end girlfriend『Hurtbreak Wonderland』という作品を聴いて衝撃を受けました。
それまでの私は「ロックこそ正義」と思っていたので、こうしたアンビエントやエレクトロニカの音楽にほとんど触れたことがありませんでした。そんな自分にとって、この作品はまさに未知の世界。もっと「新しい音楽を知りたい」と思い、色々と調べていくうちにworld’s end girlfriendが当時リリースしていたレーベルにたどり着きました。
そのレーベルのリリース作品を片っ端から視聴し、その中で特に心に響いたのがPianaの『Eternal Castle』でした。
視聴が可能だった「時がたてば」を聴いて、即購入。
それ以来、Pianaの音楽はずっとお気に入りの一つになっています。
時がたてば – Eternal Castle

他にも名作・名曲がたくさん
Pianaには、他にも名曲がたくさんあります。
全部名曲なので紹介していたらキリがないですが(笑)、特におすすめの楽曲をYouTubeリンクとともに紹介します。
聴いたことがない方は、ぜひチェックしてみてください!
piana – I Think…
piana – In Silence
Piana – Something’s Lost
海にうつる月 / たま piana piano cover
まとめ|久々のCD購入で感じたこと
今回久々にCDを買いましたが、やはりフィジカルで持つ喜びは格別ですね。
- Piana『Raula』は、幻想的な造語の世界が広がる美しいアルバム。
- 『Eternal Castle』との出会いがPianaを好きになったきっかけ。
- ストリーミング時代でも、やはりお気に入りの作品は手元に置いておきたい。
これからも、心に響いた作品はCDで購入していきたいと思います。
