節約のためにサブスクを見直していたとき、真っ先に候補に挙がったのがSpotifyでした。
音楽は好きだけど、最近はラジオやポッドキャスト、解説系YouTubeばかり。
「そんなに音楽を聴いてないし、いったん解約してもいいかな」と思ったんですよね。
ところが、しばらく経って気づきました。
あれ、最近ぜんぜん新しい音楽に出会ってない…?
どうやらSpotifyを手放したことで、音楽アンテナが思った以上に鈍っていたようです。
節約のためにSpotifyを解約した話
サブスクを整理しようと思ったきっかけは、単純に固定費を減らしたかったからです。
動画系、音声系、クラウド系…気づけば毎月そこそこの額になっていて。
最近は音楽よりも、
- ラジオ
- ポッドキャスト
- 解説系YouTube
といった「聴き流し系コンテンツ」を聴く時間が増えていました。
なのでSpotifyの有料プランは「今じゃなくてもいいかな」と判断。
無料プランでも音楽は聴けますが、
広告が入ったり、シャッフル再生になったりで正直あまり使わなくなりました。
結果として、Spotifyで音楽を聴く習慣そのものが消滅となった。
YouTube Musicがあれば十分だと思っていた
YouTube Premiumには加入しているので、
「音楽を聴きたくなったらYouTube Musicでいいか」と思っていました。
実際、好きなアーティストの新曲をピンポイントで探す分には困りません。
でもここで見落としていたのが、
「自分では探しに行かない音楽」
でした。
Spotifyの最大の強みは“教えてくれる”こと
改めて思うのは、Spotifyの一番の価値ってここなんですよね。
- 新作リリースを自然に教えてくれる
- 自分の好みに近い音楽を勝手に連れてきてくれる
YouTube Musicにもレコメンド機能はありますが、
個人的にはSpotifyの方が一段上手だと感じています。
気づいたら、
「あれ、このアーティスト新作出てたの…?」
ということが何度も起きていました。
好きだったはずのアーティストの新作を見逃していた
象徴的だったのがこのあたり。
ROB ZOMBIE『THE GREAT SATAN』(2026年2月27日)
アルバム自体は来年リリース予定ですが、
すでに先行で数曲が公開されていたことを完全に見逃していました。
- Heathen Days
- Punks And Demons
どちらも「ああ、これこれ」と思わせる、
ホラー×インダストリアル×ロックのど真ん中。
Spotifyを使っていれば、たぶん普通におすすめに出てきていたと思います。
ROB ZOMBIE – Heathen Days (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
ROB ZOMBIE – Punks And Demons (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
LIONS AT THE GATE「Burn The Candle」
こちらもSpotify復帰後に気づいた1曲。
ILL NIÑOの元メンバーによるバンドで、新レーベル契約+新曲リリース。
アルバムではないですが、「これはこの先ちょっと追っておきたいな」と思わせる存在感でした。
LIONS AT THE GATE – Burn The Candle (Official Music Video)
Barbro「What Men Do」
完全に初見のアーティスト。
Spotifyのおすすめに出てきて、何気なく再生したら普通に良かった。
こういう偶然の出会いが、ここしばらく全く無かったんですよね。
Medicine『We’ll Run Away』(2025年12月)
Bandcampでは2025年12月5日リリース。
これも完全にスルーしていました。
「前から知ってるバンドの新作を逃す」
これが一番ダメージ大きかったです。
節約しちゃいけないところを削ってしまったかもしれない
冷静に考えると、Spotifyの月額ってそこまで高いわけじゃないんですよね。
でも、
- 音楽に触れる頻度
- 新しい音楽に出会う感覚
- 好きなものが更新されていく楽しさ
こういう部分が、ごっそり削れていた気がします。
節約は大事だけど、
「生活の彩り」を削る節約はちょっと違ったなと反省。
結局、カムバックプランで再契約しました
ちょうどタイミングよく、
2ヶ月¥540で使えるカムバックプランが出ていたので再契約しました。
再契約した瞬間から、
「あ、これ出てたんだ」
「え、こんなの知らなかった」
の連続。
やっぱりSpotifyは、
音楽を“探さなくても聴かせてくれる場所”なんだなと再認識しました。
音楽アンテナを保つための月額だった
Spotifyは、ただの音楽再生アプリじゃなくて、
- 音楽アンテナのメンテナンス
- 自分の好みのアップデート
- 出会いの場
だったんだと思います。
節約のために一度手放してみて、
逆にその価値がよく分かりました。
またしばらく、
おすすめに流れてくる音楽に身を任せてみようと思います。

