お金に困らない生活を実現するために
「お金に困らない生活をしたい」と思わない人は、ほとんどいないと思います。
けれど、実際にそれを実現するのは簡単ではありません。特に、私のように持病があって定期的に通院が必要な人間にとっては、医療費や交通費など、健康に関わるお金の負担が常に頭を離れません。
私の場合、移植手術を経験してからも通院が続いており、病院までは車で片道1時間以上。
有料道路代・ガソリン代・駐車場代に加えて、病院内での食費や薬代もかかります。
制度を活用して自己負担を減らしていても、「将来もこの出費が続く」と思うと不安が大きいのが正直なところです。
そんな中で、「今のうちに少しでもお金の仕組みを理解しておこう」と思い、YouTubeで“お金系”の動画を漁るようになりました。
youtubeで情報収集、共通して「節約」と「副業」と「投資」がおススメなようだ
最初は「通院費を節約する方法」や「医療費控除の仕組み」を調べていたのですが、次第におすすめに出てくるのは「お金の増やし方」や「投資」系の動画。
中でもビジネス書やお金の本を要約して紹介してくれる動画は、非常に分かりやすくてハマりました。
『バビロン大富豪の教え』や『金持ち父さん貧乏父さん』など、古典的な名著から、『本当の自由を手に入れる お金の大学』『お金の不安から自由になる ための思考法』のような新しい本まで。
それらを要約で聞いているうちに、どの本も最終的に同じことを言っていることに気づきました。
つまり——
「節約して支出を減らす」
「副業などで収入を増やす」
「余ったお金を投資に回す(もしくは給与からあらかじめ定額を)」
この3つが“お金に困らない生活”の基本戦略だということです。
シンプルだけど、どのチャンネルでもほぼ同じ結論にたどり着くのが面白いところ。
特に最近は「投資」の部分に焦点を当てた話が多く、そこで必ず出てくるのが「NISA」や「新NISA」という言葉でした。
特に投資がおススメ、新NISAが有効らしい
お金に関する本や動画では、「貯金だけではお金は増えない」という前提で話が進みます。
確かに、銀行に預けても金利はほぼゼロ。将来の物価上昇(インフレ)を考えれば、現金の価値は年々目減りしていくのが現実です。
そこで登場するのが「投資」。
とはいえ、いきなり株を買ったりFXを始めるのはハードルが高いですよね。
そんな中で「初心者でも安心して始められる」と紹介されていたのが、新NISA制度でした。
新NISAでは、「少額から」「非課税で」「長期的に」投資できるのが最大の特徴。
利益に税金がかからないというのは、想像以上に大きいです。
「貯金よりちょっと良いことしてる感覚」で、私も約1年前から始めてみました。
日本人の約86%がNISA口座を一切利用していない?
驚いたのは、日本証券業協会の調査によると、NISA口座を持っていない人が全体の約86%にものぼるというデータ。
つまり、NISAを使っている人はまだまだ少数派ということです。
制度としてはかなり有利なのに、使っていない人が多い。
理由を見てみると、「投資は怖い」「損をしそう」「仕組みがよく分からない」といった心理的ハードルが大きいようです。
私も最初はそう思っていましたが、実際に始めてみると「もっと早く知っておけばよかった」と感じるほどシンプルでした。
投資初心者でも始めやすい理由
新NISAでは、投資対象を厳選してくれているのがポイントです。
特に「つみたて投資枠」では、金融庁が認めた長期・積立・分散に適した投資信託しか買えません。
つまり、初心者が変な商品をつかむリスクがほとんどない設計になっています。
私は楽天証券を使っていますが、毎月の積立金額を設定しておくだけで自動で買い付けてくれるので、ほとんど放置状態。
忙しい人や、体調に波がある人でも続けやすいのがありがたいところです。
NISAの基本
新NISAって?
2024年から始まった新しいNISA制度は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに分かれています。
どちらも非課税で投資できるのが特徴で、合計で年間360万円までの投資が可能。
これまでの旧NISAよりも柔軟で、使いやすくなっています。
私のようにまずは少額で積み立てたい人は「つみたて投資枠」からスタートでOK。
慣れてきたら「成長投資枠」で個別株やETFにもチャレンジできます。
投資信託の選び方とおすすめ銘柄
投資信託といっても数が多く、最初は迷いました。
ただ、どの本要約チャンネルを見ても、だいたい同じような銘柄が紹介されています。
たとえば、
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
このあたりが定番。
世界経済の中心であるアメリカや、全世界の成長に合わせて資産を増やしていく「インデックス投資」と呼ばれる手法です。
個別株のように日々の値動きを気にしなくていいのが大きなメリット。
老後の資産運用を考慮したポートフォリオ
私の場合、健康面で将来の働き方に制約が出る可能性もあるため、「働けなくなっても最低限の安心がある状態」を目指しています。
そのために、NISAでは安定的なインデックス投資を中心に、預貯金とのバランスを意識したポートフォリオを組んでいます。
たとえば、
- 現金:50%
- NISA投資:40%
- その他(iDeCoなど):10%
のような感じ。
現金比率を多めにしておくことで、万が一の通院費や急な支出にも対応できるようにしています。
未来を見据えた資産形成の戦略
資産運用でお金に困らない生活を実現する方法
お金に困らない生活というのは、決して「お金持ちになること」ではないと思っています。
むしろ、「お金の心配を減らす仕組みを持っていること」。
その仕組みの一つが、新NISAを使った長期のインデックス投資です。
最初は月1万円からでもOK。
5年、10年と積み立てていけば、複利の力で資産はじわじわと増えていきます。
何より、「投資している」という意識が生まれるだけで、無駄遣いも減り、家計に対する意識が明確になります。
新NISAを効果的に活用するポイント
- 無理のない範囲で積み立てる
続けることが最優先。最初から頑張りすぎないのがコツです。 - 「長期・分散・積立」を意識する
短期での利益ではなく、10年先・20年先を見据えましょう。 - 生活防衛資金を確保してから投資する
通院費や生活費など、最低限の備えを確保しておくこと。 - 投資信託の手数料(信託報酬)をチェック
意外とここで差がつきます。できるだけ低コストを選びましょう。
最後に — あなたの投資は未来を変える・・?
通院が続くと、心身だけでなくお金の負担も重く感じる日があります。
でも、そんな現実を少しでも軽くする手段として「お金の知識を身につける」こと、そして「新NISAで少しずつ投資を始める」ことは、本当に価値があると思います。
投資というと難しく聞こえますが、実際は“未来の自分への仕送り”のようなもの。
今の少しの行動が、5年後・10年後の安心を作ってくれる。
お金に困らない生活を実現するには、節約も大事、副業も大事。
でも結局のところ、「お金に働いてもらう仕組みを作る」ことがいちばんの近道かもしれません。