こんにちは。今回は「制度とお金」の話として、障害者手帳を持っていることで受けられる割引制度について書いてみたいと思います。
私は腎移植を受けたあと、障害者手帳を交付されました。最初は「映画が安くなるらしい」と軽く聞いていたくらいで、正直あまり意識していませんでした。でも実際に生活の中で使ってみると、「これは本当にありがたい制度だな」と感じる場面が多くなりました。
今回は、障害者手帳で受けられる代表的な割引制度や、調べ方、そして実際に使って感じたことをまとめてみます。
障害者手帳で受けられる割引一覧(主要ジャンル別)
障害者手帳には、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の3種類があり、それぞれに応じた優遇制度があります。割引内容は自治体や事業者によって異なりますが、ここでは代表的なものを紹介します。
映画館・レジャー施設など娯楽系の割引
映画館では「障害者割引」があり、多くの場合は本人+付き添い1名までが割引料金になります。私も退院後の気分転換で映画を見に行ったとき、この制度に助けられました。ほんの数百円の違いでも、「制度で支えられている」と感じる瞬間でした。
ほかにもテーマパークや動物園、水族館などのレジャー施設、美術館などで無料または半額になることがあります。各施設の公式サイトやチケット販売ページに「障害者手帳提示で割引」と書かれているケースが多いです。
公共交通機関・有料道路の割引
JR・私鉄・バス・地下鉄などの公共交通機関でも割引が適用される場合があります。多くは本人または介護者1名が半額となる制度で、長距離移動の際には特に助かります。
自動車を運転する場合は、有料道路の通行料金が割引になる「高速道路割引制度」もあります。こちらは事前に申請が必要で、登録しておくとETCで自動的に割引されます。
地域によって運賃割引やICカード優遇の仕組みが異なるため、詳しくはお住まいの自治体や交通事業者の公式サイトを確認してみてください。
文化施設・博物館などの無料入場
博物館や美術館、公園などの文化・公共施設では無料または割引料金で入場できることがあります。私は退院後のリハビリを兼ねて美術館や博物館を訪れることが多かったのですが、手帳を提示すると入場料が無料になり、気軽に足を運べました。
歩いて回ることが体力づくりにもなり、「お金をかけずに気分転換できる」という意味でもありがたい制度です。
そのほかの優遇(税・NHK・駐車場など)
意外と知られていないのが、税や公共料金の減免制度です。
所得税・住民税・自動車税の減免、NHK受信料の免除、公共施設の駐車料金無料なども、条件によっては対象になります。
これらは「申請すれば受けられる」場合が多く、知らないとそのままになってしまうことも。
お住まいの自治体や福祉事務所の窓口で確認してみるとよいでしょう。
退院後に感じた「制度のありがたみ」
私自身、腎移植の退院後は体力を戻すために少しずつ外出を始めました。
その中で、障害者手帳の制度がどれほど日常の支えになるかを実感しました。
・映画館で安く映画を観られたこと
・美術館・博物館に無料で入れてリハビリがてら歩けたこと
・駐車場が無料・割引になったこと
どれも小さなことかもしれませんが、「外出するきっかけ」になり、気持ちが前向きになりました。制度は「甘えるためのもの」ではなく、「社会の一部として支えてもらう仕組み」なんだと改めて感じます。
障害者手帳の割引を調べるときに役立つサイト・アプリ
『障害者手帳で行こう!』で全国の割引を検索
割引情報を調べるときにとても便利なのが、「障害者手帳で行こう!」というサイトです。全国の施設を都道府県別・カテゴリ別に検索でき、映画館・美術館・温泉・テーマパークなど、ジャンルごとに割引内容がまとめられています。
たとえば「東京×映画館」などで検索すると、対象施設や提示方法が一覧で出てきます。旅行や外出前のチェックにもぴったりです。

スマホアプリ「ミライロID」で手帳提示がスムーズに
最近はスマートフォンのアプリ「ミライロID」を使う人も増えています。
これは障害者手帳をデジタル化して持ち歩けるアプリで、アプリ画面を見せるだけで割引が受けられる施設もあるようです。
紙の手帳を持ち歩かなくても提示できるので、紛失リスクも減り便利です。
今後は対応施設もどんどん増えていくようです。
最近知ったアプリで、とりあえずインストールしただけの状態になっています。
実際に使ってみて感想は改めてブログに書けたらと思います。

制度は「遠慮せず、感謝して使う」ことが大切
障害者手帳というと、「使うのが申し訳ない」と感じてしまう方もいるかもしれません。私も最初は少し抵抗がありました。
でも、制度は「困っている人を支えるために作られたもの」。無理に遠慮するよりも、「ありがたく使わせていただく」ことが、制度を長く続けてもらうための一番の方法だと思います。
そして実際に使ってみることで、社会のサポートを感じられるのもこの制度の大きな意味です。
まとめ|知っているだけで助かる制度
障害者手帳を持っていると、映画館や交通機関、美術館、税の減免など、さまざまな場面で割引や支援を受けることができます。
制度の内容は自治体や施設によって異なりますが、「知っているかどうか」で差が出る部分も多いです。まずは身近な施設や地域の情報を調べて、活用できるものがあれば、感謝の気持ちで使わせてもらいましょう。
障害者手帳は、“生活を少し楽に、前向きにしてくれる”大切なサポートツールです。




